釣行記 2002/2/1
<昼の部(湖)>

早いもので今日から2月である。本当にあっと言う間に1月が終わった。

ここのところ、バス=前川@霞方面という図式が確立した感があったので、
「たまには別な所へ出かけよう。」と思い立ったのが間違いだった。
昨年の7月に良い釣りが出来た、伊豆の一碧湖に 出かけた。
 

ボートのりばの百景園に付き、ボートの料金と遊魚料を払う。
おばさんに、「あら、釣りに来たの?」と言いたげな顔で応対されたが、
その意味を知るにはもう少し時間がかかった。
湖にはヘラ師もおらず、酔狂なルアーマンが一人いるだけだった。
早速、シャローから、深場まで、ルースニングとシンキングラインを使って探り続けるが、
生体反応が全くない。?
水温が低いのか?
もってきた水温計で測ると、表水面で6℃・・・冷たいゼ!
伊豆と言えば、寒い時期でも少しは暖かいような気がしていたが、それは全くの勘違いだった。
一碧湖 青々かつ寒々とした一碧湖。

それに、ボートでフライを振るのは、いろいろと難しい事を忘れていた。
シャローでバスを狙える時期は、岸際のストラクチャー狙いなのでロングキャストは不要だが、
シンキングラインで深場をねらうなら、当然ロングキャストが必要だ。
湖中央部、一番水深の深いあたりに、ヘラ釣りのボートを留めておけるように竹竿がさしてある。
そこが、水深の深い所での唯一のストラクチャーになっているのだが、
アンカーを下ろして、竹竿の際を底でストリーマーでも曳いてみようと思ったが、ロープが湖底まで届かない。
つまり、ボートを固定できないのだ。
仕方ないから、風上から漂いながらキャストしてリトリーブを試みたが、
カウントダウンしているうちにボートはどんどん流され、思ったラインをトレースすることすら出来なかった。
数回のフォルスキャストを必要とするフライには、不利な条件であるとことに気が付いたときは手遅れであった。

この後、釣ることよりも、湖のポイントを見て回ることに主眼をおいてボートを漕いでみたが、魚の気配は全くなかっ た。
湖底に落ち葉がつもっているのが見えたが、生命反応は限りなく0に近かった。

午後4時半、ボートの制限時間がやってきたので桟橋に戻る。
ボート屋のおやじが「当たりも無かったですか?」と私に尋ねた時、
桟橋の足下から、2匹の小バスが泳ぎ出すのが見られた。
これが今日最初で最後の魚影だった。
「いやー駄目でした。真冬じゃ仕方ないでしょう。ハハハ」などと余裕を持ったふりをして
受け答えた私の強がりが、冬の夕暮れに寂しく響く午後4時半なのであった・・・(椎名誠か (。o゚) ☆バキッ\(-_-;))
 
 



<夜の部(海)>

一碧湖から、車で真鶴道路を自宅方面へ戻る途中、「このまま終わるのでは、惜しい・・・」という気持ちに後押しさ れ、
急遽、夜のH湾へ出撃することを決めた。(釣り依存症はかなり進行している事は間違いない。)

夜9時半、現場に到着すると、すでに3、4人がルアーロッドを立てて、ゆっくりゆっくりリーリングしていた。
恐らく、ジグヘッドにエコギアのグラスミノーを付けて、底を曳いているのであろう。
しかし水揚げしている様子はない。

今日は、6番のロッド、タイプ1のシンキング・シューティングヘッドというタックルに、
フライは、白いシラスタイプの8番ウエイト入りからスタートした。
これなら、すくないフォルスキャストでも距離が稼げるので楽なのであるが、当たりはいっこうに来ない。

考えるに、メバルの居る層を上手くトレースできていないのではないか。
もしくは、魚が居ないのか?といつものようにエコギアのグラスミノーを投げて底を曳いてみると、

めばるは居ました
居るじゃないですか。でも、釣れたのはこのチビさん一匹だけ。
この場所も以前に比べたら魚影が薄くなった気がする・・・

そこで、またもポイントを移動して、ベイサイドまで出かけて、ちょっと大きめのメバルを2匹加えて納竿した。
 

めばる 2    めばる3


フライでメバルを水揚げできるのは、いつの日になるやら・・・
 
 






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