釣行記 2005/10/3
<秋バスを釣ること


10月になり秋も深まるのかと思いきや、昨日はあちこちで真夏日を記録。
30度を越したところが多かったようだ。
ということは、まだ、閉店セールに間に合うかという淡い期待を持ちつつ11時にエントリー。
昨日の暑さが残っている中、ネオプレーンのウェーダー、長袖のシャツでエントリーポイントまでフローターを担いでいったら大汗をかいてしまった。

水温22度。水質はやや濁り。
ターンオーバーが進むと水は妙に透明度を増す場合が多いので、これは良い兆候かもしれない。
まずは、正面の岩盤にいつものバルサポッパー黒をキャスト。
・・・異常なし。
すかさず、もう一方のタックルに持ち替えてマドラーミノーを水の落ちてきている辺りにキャスト。
すこし沈めてから、スーッとひくと。ごつんとアタリがあった。
ビシッと合わせると、微かな手応えを残してフライのみが飛んできた。
幸先よしと見たが、これいこうは全く反応無し。
風も出てきていや〜な感じである。
風が吹き出す

思い切って支流の奧まで進んでみようと艇を進めながら、
これはというポイントには、ポッパーとマドラーミノーの両方で攻めてみるが、
時々出てくるのは、子ギルくんくらい。

へら師を交わして、以前良かったポイントの手前で
ドロッパー付のポッパーをキャストすると、着水と同時にでバスが出た。
バス1号 42cm
たまたま、待ち伏せしていたようだ。
こうして
トップを意識してやる気のあるバスがまだいることを願って、どんどん奧に進む。

途中、浮かしておいたポッパーの下にバスが付いていたが、ポッパーを動かすと逃げてしまった。汗

橋を越した辺りで、私を追い越していった、二人乗りのアルミ艇。
一人が盛んにキャストして、後ろに座っている人はずっとビデオをまわしている。
ジグヘッドにトレーラーを着けたモノだろうか、ピンポイントでキャストして見ている前で4匹釣り上げていく。
魚は居るには居るのだが、トップに出てこないだけのようだ。

やはり、バスはトップで釣りたい。
あの、バシャッと出てくるところが無ければ、バス釣りの一番美味しいところが無くなってしまう。
沈めるための、マドラーミノーの為のタックルを片付けて、ポッパーのみにした。

岩盤に囲まれて、狭まったあたりで、日の当たる岩盤にキャスト、
すると、パチャッと、バスが出た。
おおっ、この感触、これだ!
余ったラインをリールに巻き取り、リールでやりとりする。
深く潜ったバスは、リールからラインを引き出す。
何度かの強い引き込みの後、ラインの動きが止まった。
・・・障害物に巻かれてしまったか?
取り敢えず、テンションを下げないようにしつつ、障害物が沈んでいるであろうあたりの向こう側にフローターをまわす。
そして、ちょっと強引にひっぱてみたら、やっと出てきた。

無事にランディングできたバス。
バス2号 (画像をクリックすると、浮かび上がってきたバスの動画が見られるはず )
バス46センチ 46cm
出てきたときは、久しぶりに50アップかと思わせるくらいの引きをみせたバス。
やはり、秋は良型のバスが釣れる季節なのだろう。

ここからEP方面へ戻りながら岩盤を狙う。
ばちゃっ! また出た。
すかさずあわせると、ぶっ!と鈍い音がして空っぽのラインが力なく戻ってきた。
ライン切れ
この直前に、木の枝に引っかけてしまったフライを、無理矢理惹いたときにラインに傷がついていたのだろう。
そうでなければ、0Xのティペットが、簡単に切れるモノではない。
逃がした魚は大きい。それ以上に、ポッパーをくわえたままのバスよ、済まぬ。
やはり、ラインチェックは怠ってはいけない事なのだ。

ふと振り返ると、水底からあちこち泡が浮いてくる。
日が差して暖められた水が対流しているのだろうか?
これがターンオーバーなのか?
そんな事を考えつつ、ポイントと思われる所だけキャストしながらずんずん戻る。
結構距離がある。

滝の辺りは攻めておきたいポイントの一つ。
ここで明るい、水通しの良い岩盤を狙うと、
3連発。
バス3号 バス4号 バス5号
やっぱり、狙い通りに飛び出すと嬉しい。左から 34,36,38cm。

見上げると空も夕暮れに染まりつつある。
空

秋の夕日は釣瓶落とし。 早く戻らないと最後の岩盤で釣りができない。
焦って、漕いでみるが、なかなか思うように距離が稼げず、
到着したときには、辺りに夕闇がせまっていた。
悪いことに今日は新月、月明かりもない。
それでも往生際悪く、岩盤に向けてキャストしたが何も起こらず・・・。

考えてみれば、閉店後を予想してボウズも考えていたのだから、バスが5匹釣れただけでも上出来ではないか。
そう自分に言い聞かせて、納竿とした。
ちょっと、時間配分を間違えたようだ。
ここでまた大物が釣れたらなんて考えるのだから、釣り人とは本当に欲深いものだ。

タックル
 ロッド:フラデバ 688      リール:LOOP CWL 2 six   ライン:BBT8番   リーダー:0X 7.5ft
フライ
 バルサポッパー黒、マルト8番フック。


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