釣行記 2003/10/02
<50センチのバスをトップで釣ってしまうこと

10/1は第三回FBCだったが、今回は都合により参加できなかった。
本当に残念だったが、気を取り直して房総へ出かけた。
現地着10時半。朝晩の気温が下がっているので、水温の上がる昼前から狙おうという目論見だ。
バスを釣っている人は居ない。居るのはへら師のみ。
絶好のコンディション。
なんとなく、今日は上のエントリーポイントから入ってみた。
水温21度。思ったより高めだ。
唯一の難点は風が強いこと。
天気予報では、お昼頃に13m/秒に達するとのこと。果たして釣りになるのであろうか。ちょっと心配だ。
水位 水 位は、先週より15センチほど減水し、オーバーハング下に若干の隙間あり。

風が強いこと、オーバーハング下に若干の隙間しかないことを考慮して、
サブで用意したフラデバ6367に、ループのエボテック4-7にBBT7番のタックルでスタートした。
ま ずは、岩 盤から垂れ下がる草の隙間から飛び出した。
リールファイトに持ち込んだが、ドラクの調整が必要なくらい元気にファイトしてくれた。
更に、同じような場所から二匹目を追加した。

バス1号←幸先良く、40センチ。 11:22。バス2号 ←二匹目も同じようなところから。39センチ。11:55。
単純に考えると、ショートロッドの方が、オーバーハング下にキャストしやすそうだが、
ラインの力を十分に使えないので、奧まで入れられない。(
勿論、私の腕の問題だろうが、)
フローターにはショートロッドが良いという意見が多いようだ が、必ずしもそうでは無く、8ftくらいのロッドが一番汎用性が高いように思う。

そこで、いつものルーミスの8番タックルに戻し、ナローループで奧の奧までキャストするように心がけた。
今日も、単純に岩盤を狙うだけではバスは出てこなかった。
最も回数多くバスが出たのは、
水通しの良く、水深のある、大きく張り出したオーバーハング下というポイントだった。
同じようなパターンで、
バス3号 バス4号 バス5号 バス6号
左 から、33センチ-13:09。33センチ-14:39。23センチ-15:25。38センチ-15:42。全て黒のポッパーに出た。(タイプは若干変え てある)

今日は、ボート乗り場を右に曲がり、初めてのポイントも開拓してみた。
良さそうな岩盤とオーバーハングの組み合わせというポイントからは、2回ほどバイトがあったが、いずれもファイト中にバレてしまった。
トータルで5本もバラしてしまった。勿体ない。
バレてしまった理由は多分これだろう。
今日から、リールファイト時にロッドを持ち替えなくて良いように、リールを左巻きに変えた。
ファイト中にラインのテンションが下がり、ばれてしまったようだ。
左手で思うようにリールを扱えないことが課題のようだ。上手く扱えるようになれば、かなりやりとりはスムーズになるのではないか。

強かった風も、4時過ぎからやや弱まり、風裏であれば気にならないくらいになった。
さて、日没までどうしようか。
前々回、爆釣だった岩盤まで足を延ばそうか、このままエントリーポイント方向へ帰ろうか。
思案の末、帰りがきつくなるので、このままエントリーポイントへ戻ることにした。
戻りながら、今日のキモである
水通しの良く、水深のある、大きく張り出したオーバーハング下を狙う、
ここでも出るが、バラシてしまう。
そうこうしているうちに、エントリーポイントも見えてきた。
最後に、もう1匹釣りたいなと思ったが、オーバーハング下を狙うか、岩盤を狙うか迷った。
釣り始めに、岩盤側で釣れたので、迷ったあげく岩盤側を狙うことにした。

なかなか魚の反応がない。
流していくうちに、エントリーポイントがどんどん近づく。
ここで、いつもの往生際の悪さを発揮して、岩盤を半分まで戻ることにする。
この時点で17時。日没まであと僅かだ。
もどりながら、岩盤から垂れ下がる草の隙間に、何気なく上手くポッパーが入った。
バシャッ!
まるで、霞方面のマッディーウォーターのような出方で魚がでた。
ここのバスは小さくしか出ないので、てっきりランギルかと思った。
ちっ、舌打ちをした後、魚は、ぐいぐい潜り始めた。
おかしい?ギルではない。
そう思った瞬間、今度は横へ走り出した。
0Xのリーダーに0Xのティペットなので、切られることは無いと思いながらも、それが不安になるような引き方だ。
ジャンプをして首を振る。
でかい。今まで見たことも無い大きさだ。
今度は、また潜り始めた。
リールファイトに持ち込むが、ドラグを締めないと、魚が停まらない。
何度目かのやりとりの末、やっと上がってきた魚体を見て心臓がバクバクした。
「バレないでくれ。」心から願った。
8番のロッドが本当に満月にしなる。
やっとの事で、ハンドランディングし持ち上げたら本当に重かった。
バス7号 でかい 50 顔
ジャスト50センチ。17:10。
黒ポッパー このポッパーに食い付いた。(SAKAMAさんの夕マズメスペシャルのサイズがMとする と、これはLサイズになるだろう。)

本格的にフライでバス釣りを再開して3年目にして、はじめての50UPのバス。
しかも、トップで釣れたので感慨も一入だ。
これに満足して日没を待たずに納竿した。


追 記
今日は腹がぱんぱんに膨れているバスが多かった。
秋の荒食いに入り、捕食活動に精を出しているのだろか。
最後のバスもかなりでっぷりしていた。
ターンオーバーが起こるまでは、まだトップでの釣りが楽しめそうだ。

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