釣行記 2003/7/15
<パラダイスを求めて房総に出かけ、N川で小バスを釣ること。>

ネット上にはいろいろな情報が溢れている

何時、何処で、どんな魚がどれくらい釣れたのか、タックルは何で、キモは何だった・・・・等々
本当に多くの情報があるが、何処でという情報に関しては不確かなものが多い。
自分もHPを公開しているので、その気持ちはよく分かる。
実際、私自身も伏せ字にしたり、別称で呼ぶなどしてぼかしている。
そうした情報でも、点と点を結べば線となり、おぼろげな輪郭が見えてくるものである。
それらを総合して、実際の地図とにらめっこしながら、釣れそうなポイントを探していくことも、
私の中では、釣りの重要な要素になっているので、それはそれで楽しい。

まだ見ぬパラダイスを求めて、今回も房総に出かけることにした。
あらかじめ、いけそうなポイントを3カ所に絞り、地図でチェックして釣行の準備をした。
三時に家を出たので、予定通り最初のポイント付近に5時に到着。
結論から先に言おう。
3つとも見つからなかった。と言うより池が無かったのである。トホホ
それから、8時過ぎまで、あちこち野池を回ったが、良さそうなところには、
「釣り禁止」「立ち入り禁止」の看板が立ち、
仕方なしに知っているダム湖を覗けば、雨の影響で超マッディー状態・・・
ついに竿を出すことなく、房総をドライブしただけに終わる。
・・・これで3回目だが、なかなか見つからないものだ。

霞方面N川へワープした。
天気予報が外れ、一日曇りの筈がすっかり晴れてしまった。
晴れてしまうと、バスが葦の奧に入ってしまうので難しくなる。
まずは、橋に近い東側からエントリーした。
ほぼ一ヶ月ぶりのN川であるが、水は若干良くなっているようだ。水温24度。
葦際にバスバグを打っていく。
小バス、小ギルが出るポイントでは、狙い通りに小バスが出たがオートリリースしてしまった。
釣れたのはこのギルくん。
ギル  しっかりバスバグをくわえている。
ここは夏になると、なぜか小バスやギルが集まってくるポイントだ。
昨シーズン調子の良かった手前岸の葦に移動するが、こちらからは反応なし。
よく見ると、水が動いていないようだ。
2時間ほど粘って、西のエントリーポイントに移動する。

ちょっと風が出てきた。まずは今シーズン好調だった対岸へ移動し、東から西へ葦際を探っていく。
異常なし。ちょうど昼を過ぎ太陽が一番高くなってきた時間帯。
バスの反応が無くて当たり前か。
ならばと、前回、唯一のバスを釣った手前岸の木陰ポイントへ向かうが・・・
???なんと、木陰のポイントは埋め立てられてしまっていた。
完全に埋まっているわけではないが、沈んだボートが土の下敷きになり、
気の周りの草むらも、土が乗せられている。
更に、追い打ちをかけるように、マスクをした地元の人が田圃に農薬を散布し始めた。
どうりで、こちら側の方が水が悪いわけだ。
それでも、ぽつん、ぽつんと散在している葦の固まりの間に、葦がシェードを作っているポイントがあったので、
そこを丁寧に狙っていく。(しつこくとも言う。)
一番大きく、涼しげなシェードに上手くキャストしたバスバグを、ポコッと動かしたらやっと出た。
狙い通りに出てきたので、魚体は小さくとも満足のいく一匹だった。
バス1号  大きさは30センチといったところ。

この後は、散布された農薬が風にのって流れてきたので、そそくさと移動した。
夕マズメに狙いを絞り、対岸の葦際を再び探る。
生命反応が出てきたので期待したが、
出てきたのは豆バスだった。
バス2号  40アップを釣った事もある大きめのバスバグをしっかり飲み込んでいる。

18:00までで根負けして上陸。

ここが木陰
この左側の木が木陰のポイント、見た目には大差はないだろうが、この木の根本まで土が盛られてしまった。
道路の舗装でもするのだろうか?
今後の成り行きに注目したい。

結局、長い長い放浪の旅は、小バス2匹とギル1匹で終了。
房総探索の旅は続くのだろうか?
・・・・つづく

釣行記に戻る