釣行記 2003/6/12
<沈黙のN川でバスを1匹釣ること。>


関東地方もいよいよ梅雨入りした。
それでも今朝の天気予報では、あまり雨が降らないとのことで、N川へ出かけた。

11;00着、いつもの様に朝のゴールデンタイムは終了。
ゆっくり準備をして西側のエントリーポイントから入る。
雨は、霧雨。蒸し暑い。
ゴアテックスのレインウェアを着用。ちょっと暑い。
エントリーしてみると、水位がかなり下がっているようだ。
水温は23度で、まずまず。
ただ水があまり良くないようで、バスバグがたてた泡が残る。
まずは、手前岸を東方向へ探る。
異常なし。
鴨のレプリカントに挨拶して、ここのところ好調だった対岸に移動。
さあ、ここからが本番と、思う矢先に風が強くなり、キャストが難しくなる。
それでも、時々狙い通りに葦際の凹部分にバスバグが入る。
・・・・これで、バシャッとバスが・・・出ない・・・
前回だったら、出なくても、魚の気配くらいはあったはずだが、
今回は、小ギルが時々つつく程度。

そのまま、バスバグを変えながら西へ移動する。
・・・出ない。
日中でも、今日の様な天気なら活性も上がり、
たまには飛び出しても良いのだが。

どうも水が良くないようだ。
農薬散布の影響か?
元気にジャンプしていたワタカが、腹を見せて目の前で息を引き取った。
?ボラの様にジャンプするワタカというのは???
断末魔の叫びならぬ、ジャンプだったのか?
ずっと探っていた対岸の葦際の水をよくみると、水通しが悪く、濁りもはいっている様だ。

ふたたびこちら岸へ移動し、
水が動いている所を探すと、
一カ所、水音を立てているところがあった。
水の色も良い。
黄色いバスバグを投げると、すかさずバスが飛び出した。
唯一のバス   同じバス
30センチちょっとのバス。
小振りではあるが、なかなかのファイトだった。
(結局、これが最初で最後のバスになった。)

その後、夕方のゴールデンタイムに、橋のたもと付近を探ったが、
釣れたのはギルのみ。
ギルくんです
雰囲気は良かったのだが、バスは影も形もなかった。
日が長くなったものだ。19:30まで粘ってみたが駄目だった。
黄昏

本日の釣果、バス1,ギル3。

<余談1>
西のエントリーポイント付近、魚の腐敗臭の様な、
ドブの腐った臭いが漂っていた。
これでは、水も良くないはずだ。
まわりの田圃では、農薬の散布に余念がない。
しかし、田圃を出た農薬入りの水は川に流れ、やがて霞ヶ浦本湖へと流れていくのだろうか。
バスをいじめている釣り人が、偉そうなことは言えないが、
ゴミを捨てていく釣り人も、
農薬を垂れ流す人も、
川岸にゴミを不法投棄する人も、
川と水、そして自分たち自身を汚していることに、
そろそろ気が付いてもいいのではないか。
そんな事を考えさせられた一日だった。

・・・それでは自分に何が出来るのだろうか?


<余談2>
我が愛車もついに10万キロの大台にのった。
10万キロ

足かけ9年目、故障のデパートと言っても言い過ぎでない車だが、
よくぞここまできたものだ。
これから先、どれくらい乗り続けられるか分からないが、少しでも長く乗れるように大事にしたいと思う今日この頃である。





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