釣行記 2002/3/1

良型バスを釣ったという車田さんのレポートを読んで、H川へ出かけた。
初めての花室川である。

場所は変われど、行動パターンは、冬のままなので11時に現場に着いた。
普段釣り慣れているM川と比べ、水深があることと、
生活排水の流れ込みがあってお洗濯時間を過ぎたためか、水面に泡が浮いている事が大きな違いか。
車を移動させながら釣り下るが、今ひとつポイントを掴めぬまま河口まで来てしまう。
(途中、工事をしている箇所があり、車を停められなかったので、かなり端折った。)
勿論、当たりも無かったが、取り敢えず、大まかに川の様子がわかったので、今後の釣行の参考にはなったと思う。

折角霞方面へ来て、釣果なしも辛いので、M川へ移動した。
水位はいつもより更に低く、マッディである。
天気予報では、今日は4月の陽気と言っていたが、本当に温かかった。
水温も上がってきたので、鯉が盛んにモジっている。

ずは、有名な、丹下ジムから攻める。
ルースニングに飛び出したのは、ギルだった。
ギルです。
しかし、この後がまったく続かない。

先日の釣行の時に、そろそろ冬の釣りから、釣り方を変える時期かなと感じていたので、
私の得意なルースニングから、ストリーマーをジャークする「車田メソッド」を試してみた。

ストリーマーが沈むのを待ってから、「打つべし、打つべし、打つべし!」とジャークをすると、
早速、魚信が・・・
鯉か?と思うようなトルクと、ボラの様なスピードでラインを引き出す・・・?
?何がかかったのか?

・・・スレ掛かりで、立派なバスがかかっていた。尻ヒレに近い位置に針がかかっていたので、推力が落ちなかったようだ。

すれバス   よこから見たスレバス

測ってみたら、39センチ。口にかかっていたらと思うと残念だ。

幸先がよかったが、この後が、続かない。
橋の向こう側を探るが、当たりもなし・・・

根掛かりしたフライを、ラインを持って引っ張ると、凄いスピードでフライが戻ってきた。
一瞬何が起こったか分からなかったが、よく見ると、ストリーマーが太腿に刺さっていた。
先ほどのバスの祟りか・・・?
バーブレスにしておいて良かった。
お世辞にもM川の水は綺麗とは言えないので、ここはしっかり消毒が必要だろう。
・・・仕方なく、薬屋へ出かけ、消毒液と絆創膏を購入して応急処置をした。
そんな事をしているうちに、4時を過ぎた。
それにしても、日が長くなったものだ。1月だったら暗くなり始めるところだが、まだ日は高い。
橋から門松方面へ移動しながら、ルースニングで向こう岸の葦際を狙う。
?これでは、冬の間と同じ釣り方ではないか・・・進歩がないな・・・
などと思っていたが、この釣り方で3匹のバスを釣り上げた。
バス2号  26センチ バス3号  25センチ バス4号   26センチ

昔風の言い方をすると、中三トリオとでも言うのだろうか、もしくは丹下ジムの練習生と言った感じの3匹だった。
色々なフライを試したが、ルースニングには、8番フックにビーズヘッドを付けた簡単なニンフが良いようだ。
(色は黄色が良いようだ。)
 

本日の水揚げは、
 H川 なし
 M川  バス3匹(一匹ばらし、スレがかり1匹)、ギル1匹。

 ・・・スレ掛かりのバスが、フライをくわえていたら・・・釣り人は、かくも欲張りである。
 
 

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