釣行記 2001/12/03

りに行きたくても、行けないとき、かの文豪、開高健は、
目を閉じて、瞼の裏にきらめく自分だけの川で釣りをしたという。
釣りに行けない友人にかけたこの言葉に自分が反応してしまい、釣りに出かけてしまいました。
(済みませんパサートさん、私だけ出かけて。(^_^))

スタートが遅かったので、12:30現地着。
本当に久しぶりの前川です。
水門の所で、ヘラブナを釣っている地元の人が一人、
こちらが、タックルの準備をしている間に、良型のヘラを二匹も釣り上げていた。
「幸先いいな・・・ムフフ。」と一人ほくそ笑む私。
しかし、現実は厳しかった。

トップに見えるのは、ボラッ子のみ。
時々、ザッバーンと鯨のように静寂を破る鯉。
それ以外は、殆ど魚らしき影無し・・・

ギル狙いのルースニングに徹したが、喰いは非常に渋い。
移動し、足下の岸際にゆっくりフライを漂わすと、
出ました。ギル様。(こんな時は、敬称を付けさせて頂きます。)

ギル狙いではあるが、もし万が一バスがかかってしまったらと思い、6番のタックルを使ったので、
あまり引きを楽しむことができなかったが、仕方なし。

最初は、底を引いていたが、途中からタナを上げて、中層を漂わすようにしたが、
今日は後者の方が、良かったようだ。

こんな幼児まで釣ってしまい、可愛そうな事をしてしまった。

4時の納竿までに、あとに2匹くわえ、ギルの傾向が、少〜しだけ分かったような気がした。
   

2ヶ月ぶりに、魚の顔が見れてなんだがホッとした1日だった。


釣行記へ戻る